栗やいちごの産地として有名な茨城県笠間市。高速のインターから車で15分ほど走ったところに、昭和32年創業のお菓子屋さん『ふる川製菓』があります。およそ3年ほど前に移転リニューアルしたという建物は、シンプルな外観に控えめな看板。
一度は気づかずに通り過ぎ、Uターンして戻りました。広ーい駐車場スペースがあります。
扉を開けると、左手にカフェスペース。ぱっと目に飛び込んできたのは、ショーケースの中の白いふわっとした形のお菓子。さらにゆっくり店内を見回すと、和菓子屋さんとも洋菓子屋さんとも区別できない品揃えのお店です。
とにかく気になったふわっとした形のお菓子は、ふる川製菓の看板商品『ムース大福』。一番人気のいちごのほか、笠間名物の栗を使ったムース大福も人気。そのほか、抹茶、ラズベリー、ブルーベリー、桃などがラインナップ。夏季にはメロン、冬季には洋ナシなども加わるみたいです。
栗のムース大福とどちらにしようかなと悩み、いちごのムース大福をチョイス。
スポンジ生地を土台に、生クリームといちごのムースを重ね、その中につぶあんを入れ、いちごを載せて、最後にふわっと求肥をかぶせたお菓子。言うなれば、いちごショートと、いちご大福を一体にした感じ…?ちなみに栗のムース大福には、白あんが入っているそう。
求肥をかぶせた姿は海の中を浮遊するクラゲみたいで、なんだか愛らしい♪
食べてみて分かったことは、ムース大福は、ムースの口どけと求肥のやわらかさが大事なポイントということ。想像よりもずっと、はかない口あたりのお菓子でした。中心に入ったつぶあんがまた、クリームの重たさを軽くさせるいい仕事をしています。
いちごのムース大福を食べ終わったら、栗の味もすごく気になってきました。きっとおいしいに違いないと思うので。
冷凍便でお取り寄せ可能です。半解凍くらいで食べると、大福アイスみたいな味になるのかな…。