長野県に「御射鹿池」というステキな池があるのをご存じでしょうか。東山魁夷の作品のモチーフになったり、テレビのCMで使われたりしているのを目にして、絶対に一度は訪れてみたいと強く願っていた場所でした。初めて見た御射鹿池は、期待通り緑のグラデーションが池に映る姿が幻想的でとてもきれいでした。
念願の御射鹿池の散策を終えて、近くの蓼科湖まで足を延ばしました。
道の駅ビーナスライン蓼科湖の駐車場に車を停めると、道を隔てた向こう側に、「九増兵衛餅」と看板を掲げた日本家屋が目に留まりました。九増兵衛餅は 「くぞうべえもち」と読みます。
「九増兵衛餅って、一体どんなお餅なのだろう」と気になったので、 お店に入ると、なんと潔いことに商品は九増兵衛餅オンリー。
自宅用にちょうど良い簡易包装の4個入りが一番小さなユニットで、バラ売りはありません。ちょっとしたお土産や贈り物によさそうな箱入りの商品が数多くありました。
小さな長方形をした九増兵衛餅の周りには、 諏訪の特産品の氷餅を細かくしたものがまぶしてあります。お餅の味は、春のヨモギ、夏のシソ(季節よってサクラ)、秋のクリ、冬のクルミの4種類。小さな栗の甘露煮が入っているクリ味が一番好みでした。
九増兵衛餅は天然の素材を使って、色がきれいなお餅。季節を手に取るように感じることができる、特別感のある和菓子だと思います。
信州のお土産品を集めた、茅野駅にある「モン蓼科」さんのサイトからお取り寄せ(カテゴリー:信州銘菓 和菓子) が可能なので、気になる方はぜひ。