賞費期限はたったの3日間、金精軒の極上生信玄餅

金精軒の極上生信玄餅

山梨県北杜市の台ヶ原宿で 明治時代から120年つづく和菓子屋さん「金精軒」。なかなか手に入らないとウワサの「極上生信玄餅」に運よく出あうことができたので、迷わず手に取りました。

単なる信玄餅ではない、名前に「極上」「生」と付いている。これは期待が高まります。

山梨県のブランド米「梨北米」100%でつくられたお餅は、うやうやしく個別包装されています。別添えのきな粉と黒蜜も、それぞれ分かれています。

普通の信玄餅と原材料はすべて同じですが、信玄餅は砂糖、餅米粉の順番で、極上生信玄餅は餅米粉、砂糖の順番で表記されています。これだけでお砂糖が少ないんだなということがわかりますが、なんと半分に減らしているのだそう。

なので、 消費期限はたったの3日間。日に日に風味を失うのでお早めにと書かれているので、速攻でいただきました。

金精軒の極上生信玄餅

袋の中にはうっすらきな粉をまぶした、丸ごとの大きめお餅が一つ。きな粉は、山梨県産大豆を自家焙煎・自家製粉しているで、粒子は若干粗めです。

パクリとそのままひと口ほおばると、ほんの少しだけお米の粒々感ともちもちの弾力。お米のおいしさがよくわかります。

たっぷりのきな粉と黒蜜が付いていますが、かけ過ぎない方がお餅のおいしさが引き立ちます。使わなかったきな粉と黒蜜は、温めた豆乳に混ぜて飲みます。

地元山梨のお米と大豆とお水でつくられた金精軒の極上生信玄餅から、山梨を愛する心が伝わってきてグッときました。

公式サイト>>金精軒

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玉乃舎の長崎島原名物「かんざらし」をお取り寄せ

「玉乃舎」のかんざらし
「玉乃舎」のかんざらし

白玉粉を小さく丸めてつくった白玉団子を、シロップとともにいただく、長崎県の島原名物「かんざらし」。島原の湧水で白玉団子を冷やし、シロップにも島原の湧水を用いてつくられているそうです。

大寒の日頃に原料のもち米をお水にさらして白玉粉をつくっていたので、「寒(かん)ざらし」が語源になっています。

お取り寄せした「玉乃舎」のかんざらしは、常温で保存が可能です。冷やしたいときは、お団子は固くなってしまうので、シロップだけを取り出して冷やします。

お団子が固くなってしまったときは、レンジで数十秒あたためてから流水で冷ますとやわらかさが戻ります。

シロップは、さわやかな香りとあっさりした甘味があります。シロップに使われているはちみつは、島原産のハゼのはちみつ。ハゼの木からとれる希少なはちみつです。

手作業で丸められた小さな白玉団子には、ピンク色の白玉が数個混ざっていて、かわいらしさを倍増させています。

さわやかな香りとあっさりした甘味のシロップは、後味がすっきりしていて、最後まで飽きることがありません。甘いのが苦手な方にもおいしいと言ってもらえそうです。

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九増兵衛餅本舗あらゝ木の蓼科銘菓「九増兵衛餅」

九増兵衛餅本舗あらゝ木の九増兵衛餅

長野県に「御射鹿池」というステキな池があるのをご存じでしょうか。東山魁夷の作品のモチーフになったり、テレビのCMで使われたりしているのを目にして、絶対に一度は訪れてみたいと強く願っていた場所でした。初めて見た御射鹿池は、期待通り緑のグラデーションが池に映る姿が幻想的でとてもきれいでした。

念願の御射鹿池の散策を終えて、近くの蓼科湖まで足を延ばしました。

道の駅ビーナスライン蓼科湖の駐車場に車を停めると、道を隔てた向こう側に、「九増兵衛餅」と看板を掲げた日本家屋が目に留まりました。九増兵衛餅は 「くぞうべえもち」と読みます。

「九増兵衛餅って、一体どんなお餅なのだろう」と気になったので、 お店に入ると、なんと潔いことに商品は九増兵衛餅オンリー。

自宅用にちょうど良い簡易包装の4個入りが一番小さなユニットで、バラ売りはありません。ちょっとしたお土産や贈り物によさそうな箱入りの商品が数多くありました。

小さな長方形をした九増兵衛餅の周りには、 諏訪の特産品の氷餅を細かくしたものがまぶしてあります。お餅の味は、春のヨモギ、夏のシソ(季節よってサクラ)、秋のクリ、冬のクルミの4種類。小さな栗の甘露煮が入っているクリ味が一番好みでした。

九増兵衛餅は天然の素材を使って、色がきれいなお餅。季節を手に取るように感じることができる、特別感のある和菓子だと思います。

信州のお土産品を集めた、茅野駅にある「モン蓼科」さんのサイトからお取り寄せ(カテゴリー:信州銘菓 和菓子) が可能なので、気になる方はぜひ。