所用で九段下の官公庁に行くことに。 用事は15分程度で終わる軽いものだったので、それだけで出かけるのは「なんだか気乗りしないな…」と思っていました。
ふと、以前神保町駅近くの和菓子屋さん「亀澤堂」で白い豆の「豆大福」を買ったときに見つけたスイーツのことを思い出しました。
「そうだ!神保町まで歩いて、そのお菓子をお土産に買って帰ろう」と思ったら、一気に行く気モードになりました♪
大丸やき茶房は昭和テイストの甘味処
九段下で用事を済ませ、首都高をくぐり大通りを渡ってさくら通りに入ると、すぐに昭和テイストの甘味処を発見!
「大丸やき茶房」の 創業は、約70年前の昭和23年。それから20年後の昭和43年に、大丸やきの販売を始めたそう。
扉を開けると、手際よく大丸やきを焼き上げている様子が見えました。
大丸やきはお持ち帰りする人がほとんどですが、和の趣たっぷりの店内で玉露やお抹茶と一緒にいただくこともできます。
メニューにはあんみつやところてん、お汁粉など甘味処定番の品がひと通りそろっていましたが、中でも目を引いたのが「ぜんざい」の写真! お椀につやつやのあんこがてんこ盛りになっていて、その下に隠れているであろうお餅は、外観からはまったく見えません。あんこ好きな方はぜひ挑戦してみてほしいビジュアルでした~。
大丸やき茶房の大丸やきの生地は、カステラのような質感
大丸やき茶房の「大丸やき」のお値段は、一個180円です。
見た目は今川焼きに似ていますが、よーく観察すると生地の質感が違うのが分かります。 隠し味にお酒とみりんが使われているので焼き色が濃く、ふんわりしっとりしています。
生地の中にはしっかりした甘さの粒あん。小豆と同量の砂糖を加えて練った粒あんは、甘みが強い分日持ちがします。添加物は入っていないのに日持ちがするのはうれしいですね。 万力(まんりき)という工具を使って、昔ながらのやり方で丁寧にあんを作っていらっしゃいます。
大丸やきは焼きたてよりも翌日以降の方が、生地とあんがなじんでより美味しさがアップ。
「大」という文字が際立つ大丸やきを見ていたら、箱根への旅行で見た大文字焼の大の字を思い出しました。同じような躍動感が伝わってきます。
大丸やき茶房の大丸やきは、一つ一つ真空パックみたいにきっちりとラッピングされています。個包装の状態なので、取り分けるのも冷凍するのも楽チンで、一週間ほどしっとりとした状態のまま保存できます。
大丸やき茶房の大丸やきはあの名物スイーツに似ている
大丸やき茶房の大丸やきを食べてみて「何かに似ているな…」と思ったら、広島の宮島名物のもみじ饅頭でした。生地の香ばしさややさしい感触、カステラのような質感が似ています。
昔はもみじ饅頭といえば中身はこしあんでしたが、今はバリエーションがとても豊富。チョコもみじは和菓子のカテゴリーを超えて、もはや洋菓子みたい。
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大丸やき茶房の大丸やきはお取り寄せ可能?
大丸やき茶房の大丸やきは、ネットでのお取り寄せは今のところできませんが、電話でのお取り寄せが可能です。
贈答用の箱の用意もあり、一つずつラッピングされているので賞味期限も長く、安心して贈り物に使えると思います。 東京をアピールするお土産として重宝しそうですね。
【大丸やき茶房】
東京都千代田区神田神保町2-9
03-3265-0740
10:00~17:30
土曜・日曜・祝日定休